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建設業許可

【(笑)】レベル判定システムが止まります。

2021.05.28更新

技能者登録が完了するともらえる純白のICカード。。。
1級資格や登録基幹技能者なのに白色(見習い)カードを送り付けられる超職人を救うべく立ち上がった『レベル判定システム』が6月16日をもって判定受け付けを停止します。

この話だけ聞くとWhat’s happenning?となりますが、実は戦略的撤退(仮)っぽいので今回はその詳細をお伝えしていきますね。

レベル判定システムとは?


まずは、あまり馴染みのないレベル判定システムに少しだけ触れておきます。

このレベル判定システムは建設キャリアップシステムに登録された保有資格や現場の就業履歴などを活用し、
申請するとレベル1はホワイト(初級技能者)、レベル2はブルー(中堅技能者)、レベル3はシルバー(職長)、レベル4はゴールド(高度なマネジメント能力を有する者)色のカードが発行されます。

簡単に言うと、資格や経験でカードの色が変わるので、変えたい人は使ってやーっていうシステムの事です。

そんなんあったんやって人もいるかもしれませんが、それもそのはず。
だって国土交通省が運営しているこのシステムは、建キャリとは別のシステムで運用しているので、
技能者登録後にレベル判定を別で申請するってやつだったんですよねー。

しかもキッチリお金は取られるので、利用する人には申請する負担もですけど二重負担(金搾取)になっていました。
川上から川下へ水が流れるが如く、当然に申請件数がアホ程伸び悩やんでいる現状を打破するために、ついに動いたって感じです。

じゃあレベル判定システムはどうなるん?カードの色変えられへんの?


当面は各能力評価実施機関による判定受け付けに変更することを検討し、団体の意向等も踏まえつつ可能な範囲で順次実施していく。
上記により、引き続き能力評価基準に基づくレベル判定は継続。
(byこくどこうつうしょう)

だそうです。

脳内変換ですが、『まだ決まってないけど、出来ることは頑張るので、レベル判定はやりまぁす!』という強い意思を感じます。

今後はCCUSにおけるレベル判定受付・カード発行によるワンストップ化が予定されています


国土交通省発表資料によると、今後CCUS登録・変更申請の中でレベルアップを申請可能にすることで白カードを経ずにレベル2~4のカード発行が可能になるそうです。
だったら最初から….と思う方もいるかもですが、細かいことは抜きにしておきましょう。

ではいつから始まるのか?
当然のことながら、もちろん未定です!!
6月16日にレベル判定システム停まるのにね!!

まぁワンストップで出来るならモチロンそっちの方が良いに越した事は無いので、気長に待つしかないですね。

終わりに


何かもうね。
漢字一文字で表すと『謎』ですね。

建設キャリアアップシステム登録は職人の為に作ったはずなのに、
その職人さん達がハンマー投げのハンマーの様にブンブン振り回されているような気がします。

良い方向に行ってくれることを切に願い、筆を置かせていただきやすm(__)m

行政書士 中市 勝

【執筆者】ローイット関西行政書士事務所
代表行政書士 中市 勝

建設業手続きの実績はグループで300件以上。関西に携わる建設業関連(建設業・産廃業・宅建業)をメイン業務とし、その中でも建設業許可に特化。大阪・東京での行政書士事務所のグループとして一人親方から上場企業まであらゆるニーズに対応。

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