【☆1次下請応援企画☆】下請さんや一人親方さんを建設キャリアアップシステム登録させたい1次下請さんへ
2020.06.30更新
ゼネコンや元請さんから、
『抱えている下請さん、一人親方を○月までに建設キャリアアップシステム登録させるように』
という通知が来た1次下請けさん、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
更にその通知には、期限までに登録しない場合は。。。って文言が大体ついているので、頭を抱えている業者さんも多いのではないでしょうか。
仕事と言えど、現場で顔を合わし、建物の完成という同じゴールに向かっている同志なので、なんとかしたらなアカンっていう気持ちは凄く分かります。
なので今回は、そういった状況下で予想される書類のトラブルや解決策をご説明いたします。
※今回は個人事業主や一人親方を登録する場合を想定して、記事を書いています。法人の場合は、内容が相違しますので、ご注意ください。
目次
【登録対象者の確定申告書が無い、むしろ確定申告していない!!】
前者は紛失とかが考えられますかね。
この場合、確定申告書を提出した税務署に所定の手続きを行うことで、過去の所得情報を入手することが可能です。
再発行までは大体1か月くらいかかるので、気長に待って、再発行後に登録申請するという方法が考えられます。
再発行は本人が手続きするのが望ましいので、頑張ってもらいましょう!
カード再発行の代行サービスがありますのでお困りの方は以下をご検討ください。
建設キャリアアップシステム カード再発行代行センター
さて問題は後者の確定申告していない場合です。
一人親方さんの中には、確定申告していない人も稀にいます。
まぁ中には確定申告が不要な人もいるので、詳細は割愛しますが、この場合どうすればいいのか。
この場合は開業届を税務署に新たに出す、もしくは過去に出した開業届を添付しましょう!
※確定申告をしなければならない人は、申告期限後でもいいので、ちゃんと確定申告しましょうね。
【確定申告書が見当たらないので、納税証明書を取ってきた。これでOKでしょ?】
キャリアアアップの手引きにも、納税証明書でもOK的な文言があるので、基本的には問題ないと思われます。
ですが納税証明書は種類も多いし、何かしらの不備が発生する可能性が高いので、ウチの事務所で代理申請する場合は使わない事が多いです。
過去にウチの事務所で納税証明書を添付して申請した際、
納税証明書から営業所得が読めないというという理由で不備というのもあったので、開業届等で対応するのがいいんじゃないでしょうか。
【確定申告書や開業届を添付したのに不備になった!理由がわからん!】
添付した確定申告書や開業届の住所や名前(屋号)とかが不鮮明になっていませんかね?
パッと見、よく分からないものは不備対象になるので、添付する書類はカラーで書類全体をキレイにスキャンするよう心がけましょう!
また開業届を新たに提出する方は、税務署の受付印も必要ですが、開業届に記載する住所や名称は出来るだけ大きく・見やすく記入するよう心がけましょう!
建設キャリアアップシステム登録に添付する書類は、①キレイ②全体が写るよう③見やすく④大きな文字で!がコツです。申請の際、大きな声でコツを復唱しながら書類を添付すれば、尚可。
【車の免許証を持っていない人がいる。この場合どうすればいい?】
この場合は①マイナンバーカードを作ってもらったり、②パスポート+住民票を用意していただくのがセオリーです。
ですが、マイナンバーカードは発効までに相当な時間がかかる。
パスポートの準備といっても、やりかたがわからないと言われる可能性大。
とはいえ車の免許証を取りに行くのは、余計時間がかかる。
ではどうするか??
この場合は、原動機付自転車の免許を取りに行ってもらうのが一番早いです。
基本即日交付なので、講習受けたその日に、本人確認書類が手に入ります。
日本って便利!!
【資格証つけたのに登録できてない!なんで!?】
これも良くある話ですね。
資格証に関しては、不鮮明になっていたり有効期限が切れていたりすると、その資格は持っていないものとして扱われます。
なので、資格証を添付するときのコツを伝授しますので、ぜひ活用ください。
・手帳型のものは手帳の表紙、氏名部分、該当資格を鮮明にスキャンしてください。
・カード型の資格証は、表裏を鮮明にスキャンしてください。
これでバッチリ資格登録が出来ます!おそらく!
【終わりに】
細かいことを言えば、あと20個以上注意するポイントがありますが、取急ぎ、主要な部分に触れてみました。
たくさんの下請けさんや一人親方さんを抱える1次下請けさんの役に立てば、非常に嬉しく思います。
とはいえ、沢山の職人さんを抱える1次下請けさんが、単独で処理するのは非常に大変です。
弊所では、こういったお悩みを抱える1次下請けさんからも多数ご依頼・ご相談があり、ノウハウや業務体制もバッチリです!
抱える職人さんが100人でも1000人でも、最速での建設キャリアアップシステム登録が可能ですので、
お困りの際は是非ご検討頂けますと幸いです。
ローイット関西行政書士事務所では建設キャリアアップシステム登録の他にも、建設業許可、宅建業免許、産業廃棄物収集運搬等にも対応可能ですので、
お困りの方はお気軽にお問い合わせください!
【執筆者】ローイット関西行政書士事務所
代表行政書士 中市 勝
建設業手続きの実績はグループで300件以上。関西に携わる建設業関連(建設業・産廃業・宅建業)をメイン業務とし、その中でも建設業許可に特化。大阪・東京での行政書士事務所のグループとして一人親方から上場企業まであらゆるニーズに対応。