【無料診断】あなたのCCUS能力評価はレベルいくつ?40分野対応シミュレーターを公開
2026.09.03更新
「自分の経験年数なら、CCUSのレベル3になれるのか」「1級技能士を持っていればレベル4になるのか」「班長経験は職長経験として認められるのか」――このような疑問を、短時間で確認できる無料シミュレーターを公開しました。
ローイット関西行政書士事務所の「CCUS能力評価レベル判定・要件診断シミュレーター」では、就業日数、職長・班長経験、保有資格・修了講習を入力することで、現時点の想定レベルと、次のレベルまでに不足している要件を確認できます。
CCUS能力評価(レベル判定)とは?
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者の資格や現場での就業履歴などを登録・蓄積し、技能・経験に応じた適切な処遇につなげるための仕組みです。
その登録情報を活用して技能者を客観的に評価する制度が、CCUSの能力評価制度です。能力評価はレベル1からレベル4までの4段階で行われ、レベルに応じてCCUSカードの色も変わります。
| レベル | カードの色 | 技能者の目安 |
|---|---|---|
| レベル1 | 白 | 初級技能者 |
| レベル2 | 青 | 中堅技能者 |
| レベル3 | 銀 | 職長として現場に従事できる技能者 |
| レベル4 | 金 | 高度なマネジメント能力を有する技能者 |
国土交通省によると、2026年6月30日現在、レベル2からレベル4までの能力評価判定件数は合計172,927件です。また、元請ゼネコンなどがCCUSの能力評価を手当の支給に活用する取組も進められています。
制度の概要と最新情報は、国土交通省「CCUSポータル・能力評価制度について」をご確認ください。
経験年数が長いだけではレベルアップできません
CCUSの能力評価は、単純に「建設業で10年働いたからレベル4」という判定ではありません。主に次の条件を組み合わせて判定されます。
・対象となる能力評価分野
・CCUSに蓄積された就業日数
・対象分野で定められた資格や修了講習
・職長または班長としての経験
・レベルごとに定められた個別要件
必要な資格や経験は分野ごとに異なります。同じ経験年数でも、選択する分野や保有資格によって、到達できるレベルが変わることがあります。
自分でのレベル判定が難しい5つの理由
1.分野ごとに評価基準が異なる
能力評価は、各能力評価実施団体が、国土交通大臣の認定を受けた分野別の基準に基づいて実施します。ある分野で認められる資格や経験が、別の分野でも同じように認められるとは限りません。
2.必須資格と選択資格がある
「すべて必要な資格」「いずれか1つ必要な資格」「複数資格のうち一定数が必要」など、資格要件の組合せは一様ではありません。資格を持っているだけでなく、指定された組合せを満たしているか確認する必要があります。
3.上位資格の取扱いが分野によって異なる
1級技能士などの上位資格を持っている場合、下位資格の要件を満たす扱いになることがあります。ただし、みなしの対象や条件は分野ごとに確認が必要です。
4.職長経験と班長経験を区別する必要がある
「職長または班長としての経験」で足りるレベルがある一方、レベル4などで職長経験が指定されている場合は、班長経験だけでは条件を満たしません。
5.年数ではなく就業日数で確認する場面がある
CCUSの公式サポート診断では、経験年数を日数に換算する場合、215日を1年として扱っています。年数では条件を満たしているように見えても、正確な就業日数では不足する可能性があるため、境界付近の方は特に注意が必要です。
公式の簡易診断については、CCUS能力評価サポート診断もご参照ください。
40分野対応シミュレーターで確認できること
今回公開したシミュレーターは、資料に掲載された40分野について、次の内容を無料で確認できるように設計しています。
・現在到達できる可能性があるレベル
・レベル2、レベル3、レベル4の経験要件
・職長または班長経験の充足状況
・必須となる資格・修了講習
・選択して満たす資格要件
・次のレベルまで不足している条件
氏名、住所、電話番号などの個人情報を入力する必要はありません。診断結果をコピーして、そのまま当事務所へ相談することもできます。
シミュレーターの使い方
STEP1 能力評価分野を選択する
技能者として主に従事している分野、または能力評価を申請したい分野を選択します。複数分野を確認したい場合は、分野ごとに診断してください。
STEP2 実務経験を入力する
通算就業年数を0.5年単位で入力できます。正確な通算就業日数が分かる場合は、日数を入力してください。日数を入力した場合は、その日数を優先して診断します。
STEP3 職長・班長経験を入力する
「経験なし」「班長経験あり」「職長経験あり」から該当する役割を選び、経験年数または正確な経験日数を入力します。
STEP4 保有資格・修了講習を選択する
資格名や資格コードで検索し、保有している資格・修了講習を選択します。修了証などを手元に置いて入力すると、選択漏れを防ぎやすくなります。
STEP5 診断結果と不足要件を確認する
「レベル要件を診断する」を押すと、現在の想定レベルと不足要件が表示されます。正式申請が可能か確認したい場合は、診断結果をコピーして無料相談をご利用ください。
よくある診断例
経験は10年以上あるが、指定資格を持っていない
実務経験が長くても、対象分野で定められた資格要件を満たしていなければ、レベル2以上の要件を満たさない場合があります。「経験が長いから必ず上位レベルになる」とは限りません。
レベル3の資格を持っているが、レベル2の条件が不足している
上位レベルを判定する際に、下位レベルの要件も確認されることがあります。上位資格によるみなしが適用されるかを含め、資格の組合せを確認する必要があります。
班長経験は長いが、職長経験がない
職長または班長経験でよい基準なら条件を満たす可能性があります。ただし、職長経験が明示的に必要な基準では、班長経験だけでは不足します。
資格は十分だが、CCUSの就業履歴が少ない
資格要件を満たしていても、必要な就業日数が確認できなければ希望するレベルに到達できない場合があります。過去の経験をどのように確認・証明するかは、正式申請前に整理しておくことが大切です。
過去の経験とCCUS就業履歴の注意点
能力評価では、資格だけでなく就業履歴の確認が重要です。2024年3月31日以前の期間については経歴証明を活用できる場合がありますが、2024年4月1日以降の経験は、原則としてCCUSに蓄積された就業日数が能力評価に使用されます。
そのため、実際には長く現場で働いていても、CCUSへの入退場履歴が十分に蓄積されていないと、希望するレベルの経験要件を証明できない可能性があります。
「過去の経験を証明できるか」「就業履歴が不足している場合に何を確認すればよいか」という点は、技能者ごとに事情が異なります。判断が難しい場合は、申請前にご相談ください。
本シミュレーターを利用する際の注意点
本シミュレーターは、ご提供資料と入力内容に基づく簡易診断です。
診断結果は、正式な能力評価結果を保証するものではありません。資格の正式名称、資格コード、CCUSの登録内容、就業履歴、職長・班長経験の証明方法、能力評価実施団体の審査などによって、正式な判定結果が異なる場合があります。
最終的な能力評価は、各分野の能力評価実施団体が行います。
対象分野について:本シミュレーターは、作成時に使用した資料に掲載されている40分野を対象としています。国土交通省の公表では、2026年8月に「型枠解体」が追加され、現在は50分野で能力評価基準が策定されています。シミュレーターに表示されない分野は、個別にお問い合わせください。
正式にレベルアップできるか確認したい方へ
ローイット関西行政書士事務所では、建設業関連手続き2,700件以上、CCUS申請1,700件以上の対応実績を基に、CCUS能力評価申請を支援しています。大阪・関西だけでなく、全国からご相談いただけます。
次のような方は、シミュレーターの診断結果とあわせてご相談ください。
・診断どおりのレベルで正式申請できるか確認したい
・資格の選び方や組合せが分からない
・職長・班長経験をどのように証明すればよいか分からない
・過去の経験を経歴証明に使えるか確認したい
・CCUSの資格情報や就業履歴に不足がある
・複数人をまとめてレベル判定申請したい
・シミュレーターにない分野について確認したい
能力評価の基準を満たしていても、CCUSへの資格登録、主な職種の変更、カード送付先の変更などが先に必要になる場合があります。必要な手続きを整理したうえで、申請までまとめて対応します。
能力評価申請の対応内容・料金・ご依頼の流れは、CCUS能力評価(レベル判定)申請代行のご案内をご覧ください。
CCUS能力評価に関するよくある質問
Q.シミュレーターの利用に料金はかかりますか?
A.無料で利用できます。氏名、会社名、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を入力する必要もありません。
Q.診断結果がレベル3なら、必ずレベル3になりますか?
A.いいえ。本シミュレーターは簡易診断です。正式な判定は、登録情報や証明書類などを確認したうえで、各能力評価実施団体が行います。
Q.正確な就業日数が分かりません。
A.通算就業年数を入力すれば、1年を215日として換算できます。ただし、正式申請ではCCUSに蓄積された就業履歴などが確認されるため、換算結果と認められる日数が一致しない場合があります。
Q.複数の能力評価分野を診断できますか?
A.できます。1回の診断につき1分野を選択し、分野を変更してそれぞれ診断してください。
Q.簡易型の技能者登録でも能力評価を申請できますか?
A.能力評価には詳細型の技能者登録が必要です。簡易型で登録している場合は、能力評価申請の前に詳細型への変更などが必要になります。
Q.シミュレーターに希望する分野がありません。
A.本シミュレーターは資料掲載の40分野を対象としています。現在の能力評価基準には対象分野が追加されているため、表示されない分野については当事務所へお問い合わせください。
※本記事の制度情報・件数は2026年9月3日時点で確認した内容です。制度や能力評価基準は改正されることがありますので、正式申請の際は国土交通省、CCUSおよび各能力評価実施団体の最新情報をご確認ください。

【執筆者】ローイット関西行政書士事務所
代表行政書士 中市 勝
建設業手続きの実績はグループで300件以上。関西に携わる建設業関連(建設業・産廃業・宅建業)をメイン業務とし、その中でも建設業許可に特化。大阪・東京での行政書士事務所のグループとして一人親方から上場企業まであらゆるニーズに対応。













