【日本一詳しい】鉄筋技能者の能力評価とは?レベル判定申請・資格・講習ガイド【2025年版】
2025.06.24更新

能力評価 鉄筋 レベル判定申請は、建設業における処遇改善とキャリア形成の中核制度です。本記事では、鉄筋技能者の評価制度の全体像、レベル基準、資格講習、申請先まで詳しく解説します。
目次
CCUS職種コードと申請要件
鉄筋技能者の該当コードは以下です:
- 27鉄筋工-01 鉄筋工
申請には「詳細型登録」が必須です。簡易型のままでは能力評価申請ができないため、CCUSマイページから職種登録の詳細化をご確認ください。
能力評価 実施団体と申請先
鉄筋職種の能力評価は、以下の団体が実施しています:
- 一般社団法人 全国鉄筋工事業協会(公式ページはこちら)
レベル別の評価基準
レベル1|登録技能者
CCUSに登録済で、能力評価はまだ未申請の状態です。
職長経験がない技能者や若手層が対象です。
レベル2|中堅技能者
一定の実務経験と技能講習修了をもつ、一般職人クラスの技能者です。
- 就業日数:3年以上(645日以上)
- 保有資格:
- 玉掛け技能講習修了
レベル3|職長・班長技能者
現場で指導的立場にあるベテラン職人。管理能力と上級資格を兼ね備える層です。
- 就業日数:7年以上(1505日以上)
- 職長経験:3年以上(645日以上)
- 必須資格:レベル2の基準の「保有資格」+1級鉄筋施工技能士(組立て、または施工図)
レベル4|基幹技能者・優秀技能者
高度技能とリーダーシップを併せ持つ、業界を牽引する技能者です。
- 就業日数:10年以上(2150日以上)
- 職長経験:3年以上(645日以上)
- 必須資格:レベル2およびレベル3の基準の「保有資格」
- 保有資格(以下のいずれか1つ):
- 登録鉄筋基幹技能者
- 建設マスター(国交大臣顕彰)
- 安全優良職長厚生労働大臣顕彰
- 卓越した技能者(現代の名工)
関連資格と講習情報
1級鉄筋施工技能士(組立て、または施工図)
主催:中央職業能力開発協会(JAVADA)
試験:学科+実技(年1回)
申込先:https://www.javada.or.jp/
費用:実技試験18,200円、学科試験3,100円前後(都道府県による)
玉掛け技能講習
主催:労働安全衛生法に基づく指定教習機関
期間:3日間(実技含む)
費用:20,000円程度
検索例:大阪特殊自動車学校/
登録鉄筋基幹技能者講習
主催:(一社)全国鉄筋工事業協会
案内・申込先: 公益社団法人全国鉄筋工事業協会
申請時の注意点とサポート
評価申請では「就業日数」「資格保有」「職長経験」などがすべてCCUSに正しく登録されている必要があります。
不備がある場合は証明書類または追加講習が求められます。
申請サポートは専門家へ
ローイット関西行政書士事務所では、CCUS登録代行2,000件超の実績で、鉄筋技能者の申請をフルサポート。
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https://osaka-k-s.info/contact/

【執筆者】ローイット関西行政書士事務所
代表行政書士 中市 勝
建設業手続きの実績はグループで300件以上。関西に携わる建設業関連(建設業・産廃業・宅建業)をメイン業務とし、その中でも建設業許可に特化。大阪・東京での行政書士事務所のグループとして一人親方から上場企業まであらゆるニーズに対応。