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【月1更新】建設キャリアアップシステムの登録申請が始まります~その1~(平成30年秋頃~31年を予定)

2018.08.22更新

【月1更新】建設キャリアアップシステムの登録申請が始まります~その1~(平成30年秋頃~31年を予定)

ご訪問いただきありがとうございます。
ローイット関西行政書士事務所の行政書士の中市です。

さて今回は建設業界に吹く新しい風、建設キャリアアップシステムについて掘り下げていきたいと思います。
このシステムは官民一体となって開発が行われているため、国土交通省自体がこのシステムを活用した政策展開を前向きに検討しております!興味のある方は是非ご覧くださいませ!

ではまいりましょー!

建設キャリアアップシステムってなんやねん?

建設キャリアアップシステムとは技能者の現場における就業履歴や保有資格などを、技能者に配布するICカードを通じ、業界統一のルールでシステムに蓄積することにより、技能者の処遇の改善や技能の研鑽を図ることを目的としているもんです。

この制度は官民一体で取り組まれており、運用開始時期は平成30年秋頃~31年を予定しており、運用開始後1年で約100万人、運用開始後5年を目途にすべての技能者の登録を目指すそうです。

なんでこのシステムが出来たかというと、

  • ① 建設業では、就業者数のうち34%が55歳以上である一方、29歳以下は約11%と全産業を大幅に上回るペースで高齢化が進展しており、若い人たちへの技術承継が大きな課題となっている。
  • ② なので建設技能者の賃金の改善や社会保険加入などの処遇改善によって若者を確保したいけど、依然、製造業に比べ10%以上低い水準にあるのが現状。
  • ③ 現場での本人の生産性に現れない管理能力や、後進の指導といった経験に裏付けられた能力が適切に評価されていない。

こういった問題を改善するために、ICカードに技能者本人の情報、資格や社会保険加入状況と現場での就業履歴等の情報を登録・蓄積することによって、見える化するわけですねん。

これにより、技能者がいつ、どこで、どの職種で、どの立場で働いたのか、どのような資格を取得し、どんな講習を受けたかってのが一目瞭然になります。
そうすると今まで現場バリバリ引っ張ってきたけど、正当な評価がされていない職人さんもこのICカードをがあるので、賃金の交渉等がやりやすくなります。
というより、ICカードが証拠となるので雇用側も不平等な扱いはやりにくくなるってとこですかね。

大枠はわかった。どんな感じでICカード使うん?持ってるだけでええんか?

そんな優秀なICカードではないです。
実際には職人さんが現場に入場する時に、ICカードをカードリーダーにピッてやるのが一般的になると思います。

それか民間システム使って、事前に登録された「技能者情報」と「事業者情報」、「現場・契約情報」の3種類の情報を「就業履歴情報」として蓄積するパターンもあるそうです。

いちいちピッてすんのんメンドクサイなー。そもそも管理されてる感がごっついなー。

建設業者さんは良くも悪くもこんな感じの人多いっすよね!私は結構こんな感じの人嫌いでじゃないですが。
まぁでも職人さんの賃金ベース等の待遇改善のために作ってるもんなんで、この辺はしゃあないです。
メンドクサイですが自分の力量等が正当に評価されるので、導入されたらやっときましょう!

雇用する側からしてこのシステム導入のメリットある?

これに関してはかなりあると思ってます。
いっぱいありますけど、取り急ぎこの3点!

  • ① 大手ゼネコンはこのシステムに着目しており、今後採用していない下請け業者等への入場規制を検討している。
  • ② 優秀な技能者を抱える専門工事業者は、本システムの採用により、これを発注者や元請企業にアピールすることにより、受注機会の拡大につなげていくことが期待できる。
  • ③ 現場管理の効率化が容易にでき、書類作成の簡素化・合理化、建退共関係事務の効率化が期待されている。

結構営業にも使えるツールなので、検討してみてはいかがでしょうか。

今んとこ困ってないし、運用されてからしばらく様子見てみますわ!

確かにまだ運用されておらず、このシステムがうまくいくかも見通しは立ってません。
しかし個人的な感想ですが、

  • 官民一体となって開発が行われているため、国土交通省自体がこのシステムを活用した政策展開を前向きに検討している。
  • この状況より本システムは建設業界に幅広く普及する可能性が十二分にある。
  • 公共工事への現場には導入される可能性が高いと思われるので、このシステムを導入してないと入場規制や入札等が出来なくなる可能性がある。
  • あくまで個人の予想ですが今後、もしかすると経審にも絡んでくる可能性もなくはない。

と大阪建設業インフォは推測しますので、一考の余地は十分にあるんちゃうかな。

登録申請ってメンドクサイ?

基本、申請事ってのはメンドクサイです(笑)
今のところ技能者、事業者の登録は、インターネット、郵送、窓口での申請が予定されています。

申請用紙は、業界団体や受け付け窓口等を通じて配布する予定とのことなので、どんなもんかはまだ公表されてないので何とも言えません。
私の事務所ではこのシステムが運用され次第、取り扱いますのでめんどくさい方はお問い合わせください!

終わりに

いやぁ最近の建設業界には新しい風がビュンビュン吹いてますねー!ほんと時代の流れはすごいもんです。
ほんで、この建設業キャリアアップシステムについては月1で更新していく予定です。
今の段階で興味をもって導入を検討されている方はぜひお問い合わせください。

それでは今回はここまで!お疲れ様でしたm(_ _)m

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行政書士 中市 勝

【執筆者】ローイット関西行政書士事務所
代表行政書士 中市 勝

建設業手続きの実績はグループで300件以上。関西に携わる建設業関連(建設業・産廃業・宅建業)をメイン業務とし、その中でも建設業許可に特化。大阪・東京での行政書士事務所のグループとして一人親方から上場企業まであらゆるニーズに対応。

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